万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより@六本木ヒルズ森美術館&セミナー

4 月 04, 2009 By: isetoru Category: アート



今日から新企画展開始です!

「万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより」

http://www.roppongihills.com/jp/events/mam_kaleidoscope.html

オーストリアの現代アート系美術館のようですね。

という事でオープンと同時に突撃(笑

1、2番手で入って、

部屋貸切状態(マジで)でアートを楽しみました。

いや、別に並んでる人もなく。

同じ空間にいる客は自分を入れて最高で2人。

マッタリしたものです。

これが国立新美術館とか

東京江戸博物館だと老人が朝から群れてそうですが・・・(笑

で。

余り作品のネタバレはしません。

相変わらずわけのわからないものから

おお、というものまで。

マシューリッチーの「家庭農園」とか結構好きかも。

(しかし売店に絵葉書は無かった。。。)

あと、長時間滞在したら多分気が狂うであろう部屋が2つ3つ・・・(笑

あんなにゆっくり鑑賞できるのは素晴らしいですね。

ところで

現代アートはわけがわからない。

というのはある意味事実で、

同時に実は重要な要素だと私は思います。

意図が全て説明できる作品も多いですが

私はそういう変な説明が無いと理解されない作品は正直どうでもよく、

見た感じでうわっと感じるようなものが好きです。

そして

世の中にはわけのわからないものがまだまだあるんだ、

という逆説的な安心感を感じるのも大事だと思ったり。

要は「アート要素で楽しめる何か」であればOKなのですね。

で。

午後からは上記作品展のセミナー@オーディトリアム。

セッション「現代アートを社会に開く-コレクターの視点から」に参加。

ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団代表の

フランチェスカ・フォン・ハプスブルグ氏などの話を伺いました。

(ハプスブルグ家・・・なんだか何かで知ってるような気もする・・・(汗

さらにキュレーターのダニエラジーマン女史のお話、

森美術館館長の南條史生氏、キュレーターの荒木夏実さんを交えてディスカッション。


今回の展示もそうですが、

「音」を扱った現代アートが多い。

そして

一度きり、

パフォーマンスなどを含む現代アーティストも随分支援してるようです。

投資的要素を度外視して、アートを育てていこうというのが凄いですね。

そして質疑応答。

目の前のおばちゃん「日本の現代アートは主張が弱くて私は不満だが、

いつ追いつけるんですか?」

いやいやいやいやいやいやいや・・・・

(心の中で)全力で首を振る私。

アートはお国柄や政情を反映するんじゃないですかね?

と、南條さん「日本の作品は確かに(政治やなんやの)主張が弱い。

それは普段から議論していないから当然だ。」と解説。

その通りですね。

そもそも宗教的にも政治的にも、なんだか経済的にも規模の割には密かに中立。

という立場にあるんじゃないかという日本は

個別の経済の話にある程度苦しみながらも、

全体的にはやはりマッタリと存在する国家なのではないかと。

他の国ほど政治闘争なんて激しくないし

弾圧が激しいわけでもない(多分)

世界的に見れば滅茶苦茶ぬるま湯で

反国家のアートが生まれる土壌は無いでしょう?

(3、40年前は違ったかも知れませんが。)

個人的にはこのおばちゃんの考え方が「大嫌い」です(苦笑

私は「政治的主張や裏の説明を全て取り除いても感動がある」というのが

本当のアートの存在だと勝手に信じてるので・・・。

それは感覚的なものであって。

だから政治メインの現代アートは好きじゃないし、

「主張なんて何も無いけど楽しそうだから作りました」的なもの、大好き(^^b

主張が無いからアートじゃないという考え方は

仮に間違っていても私は一切認めません。

全ては受け手の脳とリンクしてどうなるかだけですよ。


さらに勝手に思ってるのは

未来型のアートとはデジタルアートの方向から結構来るんじゃないかと思います。

例えば

ニコニコ動画上でここ数年繰り広げられている流れ自体も

アートそのものじゃないですかね?サブカルですが。

このぬるい日本で

「何となく楽しそうだからコレとコレをくっつけてこんなデジタルアート作ってみました。

ははは、くだらないね!でも面白い!」

というのを延々と繰り返すのはアート行為そのものじゃないかと思うのです。

そこに政治的主張なんて無いし

制作の意図すら無い場合も多々あるはず。

しかし生み出されたものに感銘を受ける人がいる

「デジタルアート」でもあるのです。


まぁその話を持ち出したのは

「主張が無いからアートとして弱くて評価されない」

というのはいかがなものか、という事を申し述べたいだけだったりして。

もちろん表現したいことがあって何か生み出すのは本当に大事だと思いますよ。

しかし、無いからアートとして下、というのは私は認めませんので

なにとぞよろしくいお願い申し上げる次第です。(誰に言ってる(笑


って無駄に長くてスイマセン(笑

ま、現代アートもなかなか面白いので

触れて楽しんでみてはいかがでしょうか。

分析や裏の主張なんて

後付けだったりする場合も多いんですから。

(タイトルだってね)

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