ガンダム天文入門 ~サイド7ってどこにあったの?スペースコロニーの可能性は?富野由悠季と語る@アカデミーヒルズ

3 月 14, 2010 By: isetoru Category: 日記



既に少し前ですが・・・

ガンダム天文入門 ~サイド7ってどこにあったの?スペースコロニーの可能性

@アカデミーヒルズに参加。

http://www.academyhills.com/school/detail/tenmon100309.html

六本木ヒルズに到着した時点で

空間がミノフスキー粒子で覆われ・・・じゃなくて雪(苦笑

なんじゃこりゃあ!と松田優作ばりの発言を脳内で再生しつつ

ヒルズ40へ。

カウンター脇のギャラントD。

並んで入場。

どうみてもここのセミナーで見た事の無いタイプの人(ニュータイプ?)

がチラホラ混じってる。

Tシャツにザック・・・?

Tシャツ

Tシャ

まぁそれは良いです。




で。

本日の講演は

ガンダムを中心に据えて宇宙を語ろう!

という割かしアカデミックな内容なのです。

スカイデッキのチケットがついてますが、雪と暴風で天体観測会は中止。

6月末までのチケットもらったけど、もともと無料で入れるしなぁ。。

(気分転換に美術館と屋上に何度も上がるかと思って会員になったのですが、

実際は図書館会員の方でチケットをもらいまくる事に。。ううむ。)




で。

本日のスピーカーは

天文学者の福江純氏。

(ガンダムのコロニー絵を多用したコロニー本も書いてる)

そして

あのガンダムの産みの親、富野由悠季氏。

そして

「機動戦士ガンダムUC」の原作者で小説家の福井晴敏氏。

(他の著書は「亡国のイージス」「終戦のローレライ」とか)

全員、オタクっぽい(笑





とりあえずスライドを観ながら話を進めるわけですが、

・ソーラーシステム

・ラグランジュポイント

・スペースコロニー

・ダイナソーウィンター

といった言葉が踊ります。

スライドはガンダム画像満載。




そのスライドがいくつか結構秀逸で、

地球と月とのラグランジュポイントに

ガンダムでの各拠点の位置をきちんと置いた図とか

ホワイトベースの航路図とか。

(富野氏いわく「こんなの初めて見た(笑

月の裏側、サイド3であるラグランジュポイントがジオン公国。

そして横にア・バオア・クー。

全体の位置関係をまじまじと見ると面白いですね。

ラグランジュポイントという言葉は

ガンダムで多用されますが・・・

要は2つの星での重力均衡点(二等辺三角形)の位置にあるポイントで

例えば地球と月のラグランジュポイントがあり、

地球と太陽のラグランジュポイントがあります。

2つの星ごとに重力が均衡する場所は異なります。

ただ、それもゆらぎがあり

実際にはラグランジュポイントというよりゾーン、

だからそこでは重力が均衡してるので基地が作れるというのも

実は無理があるんじゃないか(そこで位置を固定するために力が必要)

といった科学的な解説まで。





そしてスペースコロニー。

タイプ別に解説。

ジオン公国は京都市を丸めたくらいのサイズらしい・・・。

ただ、こちらも科学的には物理的に成立しないものという事で。

やはり一番理想の形は「球」だと。

棒状のコロニーなんて形を維持できるわけないという事でした。

それに、コロニー落としをしたら空中分解するに決まってるので

絵面的にそのまま落としてるだけという感じで(笑

福井氏が何度も「えーガッカリじゃないですか」的な発言多数(笑



コロニー落としから

地球に隕石が落ちたら?という話までとび。

実際は火星くらいの距離の場所で原爆水爆をぶつけて軌道を逸らすしか

ないだろうねぇ、という事でした。

4、50年以内にはそのくらいの技術は確立するのではないかと。




最後の方では非常に大きな話。

地球は実は移動している。

地球を含む太陽系自体も高速で移動しています。

だから、仮にタイムマシンがあって同じ場所の1時間前に戻っても

場所が既に139万キロズレてしまっているらしい。

つまり、139万キロの移動も調整しなければ

何も無い宇宙に放り出されるという悲惨なタイムマシンに(苦笑

また、宇宙人はいるのか?という話で

宇宙上にはもちろん有機生命体のいる星はあるだろう、と。

ただし、文明を持った生き物同士が出会う確率は

時間軸上でみると非常に低い。

地球も実は20億年間は単細胞生物で、

真っ当な人間の歴史なんて数万年しかない。

仮に宇宙に他の文明が出てきたとしても、

それが生まれて消えるまでの間に出会う確率が時間軸的に厳しい。

なるほどなぁと思います。

どこかで文明は生まれて消えているのでしょう。

でもお互いの距離がありすぎて

出会う前に消えてしまうし実際に届かない。

我々は勝手に人類の歴史が長いと考えてますが、

宇宙からしたらほんの一瞬のまばたきみたいなものなのです。

それに

ガンダムでは広い宇宙で戦ってるように錯覚しますが、

実は超狭い空間で争ってるわけです。

地球と、目の前にある月なんかが中心。

宇宙全体図と、銀河系の図を見比べてしまうと

(そういうソフトの上映もありました)

とてもとても、

他の文明と出会える気がしませんね。

まぁだから、そんな宇宙から見れば短い一生なんだし

仲良くしましょう的な感じで(笑

22時過ぎからヒルズのTOHOシネマズでも

ガンダムUCやりますのでどうぞ、と軽く宣伝も入れつつ終了。

非常に楽しかったです。



アニメと天文学を絡める、という一見荒唐無稽な企画ですが

実はアニメって物凄く影響与えていますよね。

もちろん、ガンダム好きがそのまま研究者になってたりもしますが、

他の例でも例えばロボットです。

日本人の企画するロボットは、いつも人間風味。

でも、世界では異なります。

日本でなぜそうなってるかとけば、

古くは鉄腕アトムから続くロボットアニメの影響だろうと言われています。

荒唐無稽に作れる話から現実にすり合わせが起きていく。

非常に面白い話だと思いませんか?

個人的には

攻殻機動隊などもそういう位置づけになっていくと読んでます。



以前ペールゼンファイルズ試写会で高橋監督の話を聞き、

今回は富野氏。

ロボットアニメの大御所は抑えたな!(ぉ

それよりもなによりも

宇宙のサイズの感覚を少し得ることが出来ました。

良い企画でした。

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