オンラインビジネスセミナー「オープンテーブルにみるオンラインビジネス成功の秘訣」@アカデミーヒルズ

5 月 20, 2011 By: isetoru Category: ビジネス
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月例のオンラインビジネスセミナー、

オープンテーブルにみるオンラインビジネス成功の秘訣

~米国発サービスのビジネスモデルと日本市場での今後の可能性について~

@アカデミーヒルズに参加。

http://www.academyhills.com/school/detail/tqe2it00000e2sd5.html

話し手は世界で13000以上のレストランが加盟している

レストラン予約システムを提供する

オープンテーブル日本法人の手嶋さん。

マクロメディアの日本法人を設立した人物でもあります。

(私は今もFireworksを使いまくっております。。m( )m


「レストラン予約サイトをやっている会社」という曖昧なイメージですが、

実態は全く異なるようです。

端末のレンタルから売上アップのコンサル的な要素を含めて、

要は

「システムを中心に大掛かりにレストランの売上アップを請け負っている企業」

というのが本当のところのようです。


電話での予約を受けつつ、

そのお客さんの情報をどんどん端末に入力していく。

その人のデータが蓄積されていく。


オンライン予約の曜日別グラフが出たり、

(月火水が少なく木金土で盛り上がる)

レストラン側からの視線でのマーケティングの切り口が分かりやすく、

ものによっては個人的にかなり新鮮でした。

また、

業種別での電話予約とネット予約の比率のグラフ。

レストランはリアルタイムのオンライン予約がこれまで出来なかった。

電話をして、今あいてますかー?と聞くしかなかった。

そこをシステムで埋めたんだから、

お店の回転率は上がるし、

顧客データは溜まって常連化させる施策を打てるし、

そのお店の売上があがっていくのはもう当然の帰結ではあります。

店側、顧客側がこういうシステムを使うのが当たり前!

という世の中になっていくだろうし、

なった時には本当に今よりさらに強いでしょうね。

今は無償のiPhoneアプリもあるようです。

評価を見ると、地方の店舗の少なさが叩かれてますが、

首都圏の方は試してみてはいかがでしょうか?

私も近く試してみようかなと思います。

リアルタイムで、今近くで空いてるお店がざっと出ます。

で、何時から何名で入れるかわかる。

確かにこれまで無かったし、ホント便利ですよね。

使いこなせるようになりたいです(^^)

他のジャンルであれば、

例えば航空券であれば今もネットでのリアルタイム予約が普通なわけです。

それをレストランに持ち込んだ。

字面で見るよりも、

全然凄い市場の穴なんだなと理解できました。



他にまだリアルタイム予約に対応できてないのが

エステや美容といったジャンル。

なるほど、確かに。

待機時間も無駄になるだろうし、

そういったジャンルに攻め入る企業も出てくるんでしょうね。

私自身も

整骨院や足裏マッサージのような所でも

ネットでリアルタイム予約できたらなぁといっつも思ってます(苦笑

そこが出来るかどうかは天地の差ですよね。



質疑でありましたが、

あくまでリアルタイム予約を柱としたレストラン予約の仕組みであり、

決済までは行わない。

と明確に決めているようです。

レストランは幸福感を提供する仕事。

という言葉が非常に腑に落ちました。



アメリカでは

オープンテーブルでレストランを予約するのが当たり前らしいです。

日本ではまだまだですが、

あと10年したら

オープンテーブルを使っていないのはおかしい。

という状況になるはずだ、という言葉に

確かにこの仕組みで、

この人が言うならそうなるのかもなぁ。。

と思うのでした。



質疑でズバズバ答えて終了。

ネットビジネスどうこうというより、

強いビジョン・価値観と、

ビジネスモデル自体の太い根幹を感じました。


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オンラインビジネスセミナー 新聞社は“デジタル化”できるのか? ~朝日新聞社のWebへの取り組みについて~

10 月 09, 2010 By: isetoru Category: スキルアップ, ビジネス
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若干体調不良の中でしたが

六本木ヒルズへ。

月齢のオンラインビジネスセミナー。

新聞社は“デジタル化”できるのか? 

~朝日新聞社のWebへの取り組みについて~

に参加。

http://www.academyhills.com/school/detail/tqe2it00000d6jvf.html


まずAstandについての話。

2010年4月1日にスタートしたCLUB A&Aの後継サービスです。

いわゆる「コンテンツの有料販売」です。

連載記事やテーマごとに切り分けて、バラして販売するというもの。

1本あたり100円、500文字~1000字。

「意外と売れる一本売り」ですが、

登録者は2万人弱なので、

事業としてはまだまだ規模的に成功とは言えないようです。

そして毎日新聞でAstandの記事を売ったりも初めているようです。

そういう連携もあるのですねぇ。。


で。

どうしても日経新聞電子版が比較で出てきます。

これは仕方ないというか、当たり前ではありますが。。

日経の方は

とにかく紙面と同じものを全て読むことができるサービス。

一方、朝日のAstandは

必要と思った情報を必要なだけ。

結構対照的だし、

新聞社だからこうだ!という正解があって、

皆がそれに突き進んでるなんてことも一切ないのですね。


Astandについては、

「保有コンテンツの一部をマネタイズする」

という全く違う志向で手をつけたとの事。

実際その通りになっています。


そのようなお話に続き、

では社内についてはどのようになっているのか?というお話。

結局新聞社といっても様々な志向の人が集まってるので、

意外と一つの方向に一気に進むということもない。

それで外部からは時代に遅れて動いてるようにみえてしまうそうです。

確かに、そう見えなくもありません。

少なくとも保守的には見えますよね。

ネットに対してもそうですし。

しかし

ネットでは特に状況が刻々と変化してるので

対応していかなければならないのも事実です。


また、発想が自分側主体になってしまうことも多々あるため、

利用者側の立場に立って

「今、何が必要とされているのか?」

を真剣に探る必要があるようです。

なるほど。


対談と質疑も結構濃い目でした。

ネットと親和性の高い広告でも「新聞だから受けられない」というケースがある。

うーん、ありそうだなぁ・・・。

その話は非常に興味深いです。

まぁTVもホントはそう思ってる部分があるのかも知れませんが(笑


今回のお話は

あくまで全体像といった印象で

余り深くは切り込みませんでしたが、

内情というか

内側の人がどういう志向で運営してるのか、

といった点への理解が深まりました。

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オンラインビジネスセミナー トリプルメディアマーケティングとは? ~3つのメディアによりマーケティングはどう変わるのか、話題の著者に戦略を聞く~@アカデミーヒルズ

9 月 03, 2010 By: isetoru Category: スキルアップ, ビジネス
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オンラインビジネスセミナー

トリプルメディアマーケティングとは?
~3つのメディアによりマーケティングはどう変わるのか、
話題の著者に戦略を聞く~

@アカデミーヒルズに参加。

http://www.academyhills.com/school/detail/tqe2it00000csggo.html

話し手は株式会社ADKインタラクティブ社長の横山隆治さん。

モデレーターはニューズツーユーの神原さんです。



52歳という年齢で、ネット広告の最前線にいる横山さん。

昔はアラレちゃんのおもちゃなどにも関わっていたそうです。


そしてセミナーのタイトルでもあるトリプルメディアマーケティング。

これに関するお話を伺うのは、2、3度目ですが

もっと事例に触れつつ何度も伺って自分に浸透させねば。。


Paid Media(買える露出・・・マス、ネットメディア広告など)
Owned Media(自社メディア・・・自社サイトやブランドサイトなど)
Earned Media(ソーシャルメディア・・・SNSやブログなど)

この3つに「分かりやすくするために」分けて、

それぞれの役割を明確にした上で絡ませる。

それによって効果的な広告効果を探れるという話です。


3つのメディアの連携のタイプについても簡単に説明がありましたが、

図を見て読めば「ああ、なるほど」という感じです。

まぁもっと事例を見ないと自分には実感までたどり着きませんが(^^;

ほかに世界における広告単価や日本との違いのデータなども

非常に参考になりました。



今回のセミナーで自分が非常に重要だと思ったのは3点です。



まずはデジタルCMOの配置という理想組織形態について。

これまで大企業では縦割り、部署ごとに分断されて

広告に関する知識、経験が共有されてこなかった。

しかしデジタル時代にそれでは効率が悪すぎる。

だから、

全事業部を統括するデジタルCMOの役職を設置し、

専任のスタッフが知識を積み上げて共有し、

全事業部を連動させつつ、それを活かしてマーケティングを行っていく。

現状での成功事例では、

そういった重要人物個人のスキルにより過ぎているという問題はあるものの、

その方が圧倒的に効率的なマーケティングを行えるという事です。

しかしこの形になっている企業は本当にそうそう無いでしょうね。。

海外では経営者自体が若いので、

ネット、デジタルに関する知識や判断を最初から持ってるわけですが

日本はどうしてもデジタルと隔絶した経営者がまだまだ多いので、

積極的に投資したり上手く統括したりは出来ていない。

経営者の年齢層という話は全くその通りだと思いますし、

実は日本の抱える非常に大きな問題そのものでもあります。


2つ目は、上記の知識の共有と連動する話ですが、

「特殊技能」を持っているからこそ自分の立場があるわけで、

共有してしまったら自分の価値がなくなると考える人が多いこと。

これは別に広告に限らず、全ての職場でそうでしょうが・・・。

「仕組みで何とかするしかない」との事でしたが、

具体的にどういう仕組みを被せれば良いのかはありませんでした。

質問が上手くまとまらず、こうやってブログで書いていると自分の中で

整理されてくるような気がします。遅いけど(苦笑

これは共有したがらない気持ちはわからなくもないし、

仕方ないとも思いますし、

ひょっとしたら解決不能もしくは雇用形態自体を変えないと不可能、

なのかも知れないとも思ったりします。



3つ目は質疑で出たバナーの効果について。

バナーは効果が無いんじゃないか?という質問に対して、

横山さんは「日本はバナーに投資しなさすぎており、粗製乱造しているだけ。

これじゃ効果のあるバナーやクリエイティブは出てこない。

それを作り出せば、効果があるものが出来ると信じている。」との事でした。

確かに日本では「バナーはもう効果が無いもの」といった感じで、

作りも内容もほぼぞんざいな印象です。

お金もまわってきてないでしょうし、

実際に制作単価も安い。

本気で投資してまで効果を追求している人、となると

実はそんなに多くないのかも。。

これは当たり前の話であると共に、盲点でした。

インプレッション数を何とかすることばかり考えず、

広告単体の質を上げるのは本来当たり前ですが、

そこが全体的にいい加減になっているのが現状かも知れませんね。



横山さんのお話は非常にわかりやすかったです。

終了後は名刺交換の行列と混乱になってました(笑

次回は10月6日、アサヒコムの方らしい。


お腹が減りすぎて胃が痛かったので、

そそっと失礼して中村屋でカレーを食べました(笑

夜のヒルズで一番使える店、それは中村屋(^^b

禁煙、空いてる、お茶ビールだけの人も飯の人もOK!なのです。

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ネットのトータルサービスへと躍進するNHN Japan の戦略とは?@アカデミーヒルズ

8 月 03, 2010 By: isetoru Category: スキルアップ, ビジネス
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オンラインビジネスセミナー@アカデミーヒルズに参加。



ネットのトータルサービスへと躍進するNHN Japan の戦略とは?
~ハンゲーム、NAVER、そしてlivedoor。急成長を遂げる韓国NO.1ネット企業、日本法人の戦略を聞く~

http://www.academyhills.com/school/detail/tqe2it00000c7xnh.html

話し手は

先日ライブドアを子会社化した韓国企業NHNの日本法人である

NHNジャパン森川亮氏。

(NHNといえばハンゲームやネイバーで有名ですね。)

モデレーターはニューズツーユーの神原さん。


今回の話としては、当然ながら

ライブドア買収で日本進出を強化してきたNHNが

どういう戦略で、何をどうしていきたいのか?といった点が焦点です。

ちなみにNHNとはネクストヒューマンネットワークの略らしい。



最初にPCトラブルでしばらくアドリブの対談(笑

PCは大事ですね。。

で。

森川さんの生い立ちから、

NHNジャパンの概要を。

会社としては

1.ハンゲーム(ゲームコミュニティ)・・・実は日本独自の進化もしてるらしい。
2.ライブドア(ポータル・ブログ・コミュニティ・データセンター)
3.ネイバージャパン(検索コミュニティ・マイクロブログ)

この3本柱という事が明確でした。

会社のイメージが曖昧だったので、

この説明が実はかなり大事だったかも。



ちなみに検索エンジンとしてのちなみにネイバーは

韓国で70%のシェアを持ってます。

日本で言うヤフージャパンの位置づけと強さですね。

社員2693名、

売上1兆2371億ウォン(2009年)って事は年商1200億くらい?

その日本法人という事です。

こちらも既に1900名ほどの企業規模の模様。

日本では検索としてはまだまだで売上もあがってませんが、

ハンゲームで売上を立てつつ、こちらでも独自の方向を目指してるようです。

そんな中でさらに、日本でポータルを保持するライブドアを買収しました。



3本の事業の柱の説明を一つずつ。

まずハンゲーム。

3510万ID!あるらしい・・・。

同時接続最大17万人弱も本当に凄いですね・・・。

いつもCM量が凄いなと思ってましたが、予想以上です。

10代20代が70%との事で、モバゲーと近い構成。

基本ビジネスモデルとしては

「集まる」「つながる」「残る」という【つながり】を

アバターを通じて実現するというものです。

カジュアルゲームで集客し、有料コンテンツ(アバターのパーツなど)を販売する。

既に一般的なモデルではありますが、規模がデカイです。

釣り、ファッション・・・種類を広げるだけ新しい課金ポイントが増えます。

人からよく見られたいという願望が強い日本人は

アイテム買いまくりらしい(笑

(ただし、韓国ではもう余り売れてないそうです。)

なにしろ無料ゲームサイトとしては相当初期からやってる企業で、

なおかつゲーム自体もかなり強力。

(ラグナロクオンラインや信長の野望online、パンヤなど)

確かにこの数年を振り返ると、3510万IDも納得かも知れません。




次に検索ネイバーの紹介。

利用者数は月586万人、6300万PV。

個人的には予想よりは既に利用者が多いです。

http://www.naver.jp/

最初はBtoBで開始し、2003年にハンゲームと合併。

ユーザーが情報を共有し、まとめサイトを作り・・・

という事でハテナなんかの方向性とかなり近いです。

一度なくなってたのですね(汗

知りませんでした。

特徴としてはいくつかあります。

「統合検索」・・・多用な検索結果を同時に一つの画面に表示。
つまり、ニュースやブログ、画像、動画、まとめサイトなどが一気に
分けて表示される検索結果という事です。

「NEVERまとめ」・・・いわゆるまとめ共有サイト

「スマートファインダー」・・・気になる条件で自由自在に検索可能

「グルメ検索」・・・ジャンル、エリアだけではなくクチコミまでまとめてチェック

・・・と他にもありますが、単純に「検索」という事ではなく確かに拡張しています。


「検索コミュニティ」なのだ、というのも頷けます。




そして買収したライブドア。

ここは説明不要ですね。

ブログ、ポータルを中心としたサービスです。




この3つの存在のシナジーを目指すイメージ図が提示されました。

ブログ、ゲーム、検索。

これらがつながり合って影響しあっている状態。

そういう新しい企業体を目指しているとの事でした。

なるほど。

検索エンジンについても独自の方向性を持っていますが、

シェア的にまだまだなので、

ヤフーがグーグルを採用する話についても

余り突っ込んだ意見という感じではありませんでした。

ライブドアのシナジーはまだまだ具現化してない段階ですね。



今回のセミナーでは余り深く掘り下げた感じではありませんでしたが、

外から見てどうやって動いているんだろう?という企業の

内側が正確に見えてきたのが大きかったです。

3本の事業のシナジーを目指し、

決して競合を倒すという価値観も持たず(基本的に共存)、

独自のクリエイタ路線を貫く。

興味深い企業だと思います。

天気と連動したキャラ育成ゲームを発表したり、

尖がった部分も見えています。

今後のNHNジャパンの動きに注目です。


終了後、

某氏と合流して軽く寿司へ行きました。



メトロハットの「ぴんとこな」は相変わらずなかなか美味しいです。

周りは外国人ばかりでした(笑

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クロスメディアマーケティングにおける企業ウェブの役割~花王ウェブサイトに見る企業ウェブサイトの流れと最新トレンド~@アカデミーヒルズ

7 月 08, 2010 By: isetoru Category: スキルアップ, ビジネス
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毎月恒例、オンラインビジネスセミナー@アカデミーヒルズに参加。

クロスメディアマーケティングにおける企業ウェブの役割
~花王ウェブサイトに見る企業ウェブサイトの流れと最新トレンド~

http://www.academyhills.com/school/detail

今回でなんと50回目!だそうです。

多分1、2回除いて全部出ています(笑


今回の話し手は花王のWeb作成部・Web技術室長である本間さん。

モデレーターはニューズツーユーの神原さんです。


まずはシンガポールの広告系会議に行かれた際のお話から。

一気に国際戦略的な話です。

現在の花王は、各国支店という組織形態だが

実際のアジアではいくつもの国にまたがって広告戦略を行うのが普通になっている。

そして

シンガポールでの「ASIENCE」と「Essential」のCM2本を視聴。

日本製品という事もあり、中国語でも余り違和感はありません。

ASIENCEは英語で、もう大分英語が通じる世界になりつつあるようです。

英語は避けられないなぁやはり・・・。


広告としては、

もう20世紀型のものにしがみついている場合ではない。

21世紀型のメディアがもう存在している、と。

ウェブ空間上には、トリプルメディアという概念があるとの事でした。

それは

1.お金を払って載せる広告であるPaid Media、

2.会社サイトやブランドサイトであるOwned Media、

3.SNSやツイッターなどのユーザー同士でつながっていくearned Media

の3つ。

ここを認識できないと、時代にズレたマーケティング戦略を行うことになる、と。

メディア環境が変わってきたし、

ウェブメディアは今までのメディアとは全く異なるのに

最適な戦略に関する本は出ていないような状況です。

逆に言えば、それを急いで発見すべきだし、

発見できたら勝者になれる可能性がある!との事です。

まだまだカオスな状態が続いているのですね。。


じゃあどうすれば?というと、

「新しい戦略を試し、効果を測定する」しかないのでありました。


そして、全メディアを利用した広告マーケティング事例を2つ。


◆事例1 「Essential(Shampoo&Conditioner)」(~1976年)

昔の日本人は毎日シャンプーしなかったので、

「フケカユミが止まるシャンプー」が20年前はキラーコピーだったそうです(苦笑

さらに遡れば、毎日風呂になんて入らなかった。

時代が変わったのだから当然状況も変わってます。

今はフケカユミなんて売りにならないので、

よりポジティブに「カワイイ」というテーマや、

「リペアー」という表現になってきた、と。

日本人の生活が激変してるのだから、

当然方向性は変わります。

「カワイイ」をエッセンシャルから伝えて、

エッセンシャルを使えば可愛くなれる!というテーマでキャンペーンを実施しました。


キャンペーンサイトを中心として、

・TVCM
・モバイルサイト
・WEB広告
・CM出演者のブログ
・エッセンシャルの商品サイト

を展開。

WEBサイトではCMオンエア時に、CMと連動したコンテンツを追加。

その結果、

ウェブサイトにTVCMから多くの人を引き込み、

若い女性のかわいいブランドとして認知されました。

当然売上にもつながるわけです。

訪問者分析の結果では・・・

アクセス数だけではなく、

CMを見ての訪問者は滞在時間が倍に伸びたそうです。

あなた向けのこういうコンテンツあるよ!とCMされれば

それを求める人が訪問してくれるということですね。

ただ単にウェブ見てね!では駄目だし、

CMとウェブの内容が同じでも、ガッカリするわけです。

サイトにはCM以上のものがあるようにするのはもちろん、

「なんでそのサイトにわざわざ訪問しなければならないか?」

要はメリットをお客さんに認識してもらわなければならないのです。

ここは本当に肝だと思います。

これさえ出来れば、みんなウェブを見てくれるわけですからね・・・。

そして

人がたくさん来ただけでは駄目で、

「売れたかどうか?」

という本来の最終ゴールを認識しなければならない、と。

という事で、売上と連動する形までデータ分析を進めたそうです。

また、測定分析は大事だが

「Key perfoemance Indicator」の共通認識を持たなければならない。

どういう基準で見るのかがズレて来たら方向を間違えるので、

皆で同じ基準で考えていかなければならない、その点が大事との事でした。



◆事例2 乾燥性敏感肌を考えた「Curel」(キュレル)

こちらは最初はTVCMを使わずに、

ウェブから展開して拡大した事例です。

こちらではマスメディアと違う発想が求められます。


まずは「乾燥性敏感肌」という、それまでに定着していなかった言葉、価値観を

広めることからスタート。

最初はTVCMを使わずに、ウェブと店頭で告知。

ウェブではブランド紹介、製品ラインナップ、そして乾燥性敏感肌に関する一般情報を設置。

検索キーワードは、キュレルを知ってる人はもちろんキュレルで来ますが

敏感肌かどうかわかっていない方も含めて広げなければなりません。

そこで、

乾燥肌、アトピー、クリームなどの関連カテゴリーワード、

さらにそれを含んださらに大きなカテゴリーワード、

例えば「スキンケアー」「赤ちゃん」「お産」「子供の肌」

といった巨大ワードに広げていくことで対象を拡大したそうです。

この連動キーワードの分析ってホントに大事ですね。

そして難しい・・・。

多分これまでのデータから分析したら出てきません。

なので、新たに掘って探していかなければならないし、

上手くグルーピングしていかなければなりません。

で。

キュレルのデータ分析を行ったところ、

微細なジャンル、まだ曖昧な話、自分の話かわかっていない人が多い場合には

やはりブログの口コミの効果はばかに出来ないみたいですね。

そして

データが出た後は、最後は人の分析センスをもって対応しなければなりません。

ここが出来る人って実際は少ないんだろうなぁ・・・。





さて、まとめとしては

1.データ分析は、とても有効である。

2.様々なデータを分析することにより、理解できる。

3.多くの種類のマーケティングデータを利用すべきである。

4.売上データとの連動性まで見ることがとても重要。

との事で、やはりまずは分析対象のデータボリュームが必要という事ですね。


そして

完全な成功事例なんてものはない。

だから、

とにかくトライアンドエラーで試してデータを蓄積していくしかない。

データを集め、合わせ、分析し、理解しよう。

それをやり続けることこそが、成功への道である。

というまとめでした。

まだまだ定石はさだまっていないし、

仮に見つかっても長くは使えないだろう、というのは

変化の激しい時代にはなるほど、という感じです。



そして対談。

マス広告では効果測定の文化が無かったイメージがありますが、

花王はそもそもデータ分析の文化を持っていて、

ウェブ解析のデータもそこに加わっただけ、という事だったみたいです。

それは大きいですね。



基本的な価値観の話では、

成功は振り返らないから、失敗をたくさんする方が大切で、

失敗することで本質や原因を本気で探るので

もっとチャレンジして失敗すべき。との事でした。

その通りですよね。



そしてアドテックで出ていた大事な話。

広告代理店には生のデータが集まらないから、重要性が下がってきている。

商品ブランドを保持している企業側にデータが全て蓄積されているし、

代理店はそれを提供されない限り何も出来ない、増幅しか出来ない。

なるほど。。

ただし、ラフ案のブラッシュアップと増幅に関しては代理店は有能で外せない。

との事でした。

また、昔のようにラフ案を軽く投げて戻った代理店の案をみんなで見るのではなく、

最初に

関係者、代理店を含めて話し合った上で企画を開始すべきとの事でした。



私も質疑で質問。

最近たまたま体調不良がセミナー日にあたることが多かったので、

今日は頑張って質問(笑

TVCMからウェブサイトへの誘導、そのメリットの切り分け方について。

CMで話す内容以上、それ以外のメリットを提供しなければウェブには

誘導できないわけです。

それに対してのお答えとしては・・・

CMは一度放映してしまうとセグメントを変えられないが、

ウェブは変えていくことができる。

また、

そもそもユーザーの問題点はその各自ごとにもともと顕在化していて、

それに合わせてよりきめ細かな、様々な悩みのページを用意しておくことができる。

新たに用意することも出来る。

TVは誘導源の一つであり、

継続したコミュニケーションの場として残っていく

ウェブでの繊細な対応が重要との事でした。

なるほど。

非常にためになるお話でした。

特に価値観的な部分が良かったですね。

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